声優と一緒にアニメ業界で必要な仕事とは

声優という職業は、ひとつの作品の中で複数のキャラクターを演じたり、メインのキャラクター以外に動物の鳴き声などを担当したりと、求められる演技に答えて声だけで表現をする難しい仕事です。声優がアニメに命を吹き込んでいると言っても過言ではありません。しかし、一つの作品が完成するまでには、声優だけでなく、沢山の職業の人たちが密接に関わっています。作品のクオリティを高めるためには声優と並んで、アニメ監督やアニメーター等、他の分野の人達の役割も重要視する必要があります。そこで、今一度、声優と一緒にアニメ業界で必要なこれらの仕事について理解を深めていきたいと思います。どの職業も専門性の高い仕事であり、それぞれの専門家たちが各々の仕事を果たすことでアニメの世界は作られています。

作品の世界を一つにまとめ上げる、アニメ監督

まず、アニメ監督ですが、作品の世界を一つにまとめる上で大変重要な役割を担っています。作品に関わる多くのスタッフをまとめるのはアニメ監督の仕事の一つです。仕事の依頼を受けたアニメ監督は、脚本の準備から始まり、キャラクターデザインの決定、絵コンテづくり、背景画の確認作業等、映像づくり全般から、作品のイメージに合う声優をオーディションによって決める人選選びの仕事まで幅広く行なうことになります。どの仕事においても、責任者として常に最高の選択をしていかなければなりません。また、スケジュールや予算など制限の多い中でも、作品に関わる沢山のスタッフが行なう仕事を作品の世界の中で一つにまとめ上げてイメージ通りに仕上げていくこともアニメ監督が担う大切な仕事です。アニメ制作は、時間に余裕のない中でのスタッフへの丁寧な説明や指示出し等、スタッフに対するアニメ監督の気配りも作品が成功する大切な役割となっています。

作品を形にするアニメーターの役割と条件とは

次にアニメーターですが、企画、シナリオ、仕上げ、撮影等のいくつもの行程のうち、アニメーターが担当するのは所謂「作画」と言われる部分です。アニメ監督やスタッフが持つ作品そのもののイメージを形にすること、即ち、求められる絵を描くことが、アニメ作品におけるアニメーターの役割の大部分です。作品を成功させる為には、これに付け加えて作業スピードが重視されます。一つのアニメを仕上げる上で、沢山の絵を描かなければならない為に、丁寧であり、尚且つ描くスピードが速いことが人気アニメーターの条件です。アニメ作品は近年表舞台に立つことも増えてきた声優という職業を始め、先にも述べた通り、作品の全体に関わるアニメ監督、イメージを形にするアニメーター、また、これら以外の様々な部門のプロ達が、各々の仕事にプライドを持って役割を果たすことで、一つの作品に仕上げっていくのです。